【仙台の牛タン屋が解説 牛肉の部位を説明 パート1】
はじめまして。
この記事を見つけてくれてありがとうございます。
株式会社カネタ・ツーワンECマーケティング部広報の庄司と申します。
今回は、牛肉の部位についてご紹介しようと思います。皆さんは牛肉の部位ってどの位あるかご存知ですか?実は15の部位に分かれています。その中から代表的な部位の説明と、どんな特徴があるのかなど詳しくご説明したいと思います。
肩ロース
部位の説明・・・かつて人が牛や馬に乗るときに使った「鞍」の下にあるお肉。関西では「クラシタ」とも呼ばれています。
最も大きな部位のひとつで牛一頭あたり取れる量は約18キロ。
肉質・・・赤身と脂身のバランスがとれたキメ細かくて柔らかな肉質で、風味が良く、程よい食感と濃厚な味が特徴。
オススメ料理・・・すき焼きや、しゃぶしゃぶのように薄切りにして食べるのもオススメ。厚切りならステーキ、かたまり肉ならローストビーフ、カレーやシチューなどの煮込み料理にもよく合います。
栄養・・・カロリーは他の部位に比べてちょっと高めですが、身体づくりの元となるたんぱく質や脂質をはじめ、ビタミンB群や鉄など健康な体を保つために必要な栄養素がしっかりと含まれています。
リブロース
部位の説明・・・胸最長筋(牛の背中にあたる部分)の最も肉厚部分の部位。「ヒレ」「サーロイン」と並ぶ価値を持つ最高部位とされています。牛一頭から取れる量は20kg程度です。
肉質・・・サシが入りやすくきめが細かい。風味も良く、柔らかで肉質が良く脂の濃厚な旨みがあります。
オススメ料理・・・肉そのものを味わうローストビーフ、ステーキに。霜のよく入ったものはすき焼きに最適です。
栄養・・・たんぱく質やヘム鉄、亜鉛、ビタミンB12など、身体を健康に保つためにかかせない栄養素がバランスよく含まれています。
カルビ
部位の説明・・・カルビとは、韓国語から来ており、「あばら」を意味します。つまり(あばらのお肉=バラ肉)というのが、本来の意味です。カルビは主に肩バラとトモバラの2種類に分かれます。トモバラは「ソトバラ」と「ナカバラ」に分かれ、ソトバラは外側のバラ肉、ナカバラは内側のバラ肉の事を指します。
肉質・・・サシが入りやすく、濃厚な味わいで脂のうまみ・甘みと牛肉特有の香りを楽しむことができます。
オススメ料理・・・薄切りにして、焼き肉や炒め物。大きくカットしてビーフシチューやポトフなどの煮込み料理にしても美味しくいただけます。
栄養・・・牛バラ肉は牛肉の他の部位に比べ、タンパク質が少なく、脂質が多めです。ミネラルでは鉄分や亜鉛、ビタミンではビタミンB12が多く含まれています。
サーロイン
部位の説明・・・実はサーロインはロースの仲間。牛肉の中でも、肩ロース、リブロース、サーロインをあわせてロースと言います。サーロインは腰側の真上、背中の中央部あたりにあり、超高級で美味しい部位として知られています。
肉質・・・適度にサシが入り込み、ジューシーで柔らかい部位。脂の甘みやお肉の旨みも感じられる。
オススメ料理・・・肉質が柔らかいのでステーキにして、食感・味・脂身の甘さ等を楽しむのがオススメです。ステーキの脂が苦手という方には、すき焼き・しゃぶしゃぶもオススメです。
栄養・・・鉄分、ビタミンB6、ナイアシン、カリウムなどが含まれています。
ランプ
部位の説明・・・ランプは部位の中でも希少部位の一つです。牛のもも脚からお尻にかけてのお肉になります。サーロインの隣にある部位です。ランプの下には「イチボ」があります。牛1頭から取れる量は約5キロです。
肉質・・・赤身と脂身のバランスが良く、肉の旨味を堪能できる部位です。柔らかく赤身の中にも適度に霜降りがあり色々な料理に使えます。
オススメ料理・・・ランプの特徴は肉の旨味と脂のバランスが良い所です。おすすめの食べ方はステーキ、焼肉、ローストビーフにも最適です。ローストビーフはそのまま丼にして贅沢ローストビーフ丼の完成です。真ん中に卵の黄身を乗せたらやみつきです。
栄養・・・鉄、亜鉛、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB12などが含まれています。
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